65歳 男性 自営業
65歳の自営業です。
最近、肩や腰が固まるように痛くなることが増えてきました。
病院へ行ったところ、「マッサージはしない方がよい」と言われたのですが、本当に避けた方がよいのでしょうか。
強い炎症がある場合や、骨・神経に問題がある場合は、揉んだり押したりする刺激で症状が悪化することがあるのか気になっています。
また、家族に脊柱管狭窄症の者がいるため、どのようにケアすれば日常生活を楽にできるのかも知りたいです。
狭窄症の場合、腰を反らせる動きは避けた方がよいのでしょうか。
安静にしすぎると体がなまってしまう気もするため、腰に負担をかけにくい膝抱えストレッチや、椅子に座ってできる肩・背中の運動など、安全に取り入れられるケア方法があれば教えてください。
整骨院では、病院での診断内容や現在の体の状態を確認したうえで、無理のない施術や運動指導を受けることはできますか。
回答
肩や腰の固まりや痛みに加え、病院でのご指示やご家族のお体のお悩みなど、大変ご不安なこととお察しいたします。
お寄せいただいた質問について、順にお答えいたします。
1. 「マッサージをしてはいけない」と言われたのは本当か?
結論から申し上げますと、お体の状態によっては「本当」です。
病院の医師がマッサージを禁止する場合、主に以下のような理由が考えられます。
強い炎症がある場合: 痛みの初期(急性期)や強い炎症がある場合、揉んだり押したりする刺激によってかえって炎症が悪化し、痛みが強くなることがあります。
骨や神経に問題がある場合: 骨粗しょう症で骨が脆くなっている場合や、神経の圧迫が強い場合、強い圧迫刺激が危険を伴うことがあります。
筋肉の「防御反応」: 体が体を守ろうとして筋肉を硬くしている(防衛収縮)場合、無理に解すと逆効果になることがあります。
ただし、「一切触ってはいけない」という意味ではないことも多いです。無理に揉みほぐすような強いマッサージはNGであっても、適切なアプローチ(微弱な刺激、温熱療法、安全な可動域訓練など)であれば状態改善に役立つケースは多々あります。
2. 脊柱管狭窄症のご家族について、どうすれば良くなるか?
腰部脊柱管狭窄症は、背骨の中の神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫される状態です。
改善に向けたポイントは以下の通りです。
姿勢の工夫(腰を反らせない): 狭窄症の方は**「腰を反らせる(後ろに倒す)」と神経の通り道が狭くなり、痛みや痺れが強くなります**。
逆に「少し前かがみ」になると楽になります。
歩行時はシルバーカーやカート、自転車などに少しもたれかかるような姿勢をとると歩きやすくなります。
適切な評価とリハビリ: 症状の程度によって、保存療法(運動療法・物理療法・薬物療法)で十分にコントロールできる場合と、専門医による詳しい検査が必要な場合があります。
無理なウォーキングは避ける: 「運動しなければ」と無理に長く歩くと症状が悪化することがあります。休み休み歩く(間歇性跛行への対応)か、負担の少ない室内運動から始めるのが安全です。
3. 腰に負担をかけないストレッチ(動かないことによる衰えを防ぐ)
「動かないと体がなまる(筋力低下や関節の硬化)」というご心配はまさにその通りです。腰に負担をかけず、安全に行える簡単なストレッチ・体操を2つご紹介します。
① 膝抱えストレッチ(腰背部の緊張を和らげる)
脊柱管狭窄症の方にも比較的安全な、腰の緊張を緩めるストレッチです。
1. 仰向けに寝ます。
2. 両膝(または片膝)を両手で抱え、胸の方へゆっくり引き寄せます。
3. 腰の後ろが心地よく伸びるのを感じながら、深呼吸をして15~20秒キープします。
② イスに座って行う胸ひらく運動(肩・背中のほぐし)
腰を固定した状態で肩回り・背中をほぐす運動です。
1. 椅子に浅く腰掛け、背筋を軽く伸ばします。
2. 息を吐きながら、両肩を後ろに引いて肩甲骨寄せます。
3. 息を吸いながら力を抜きます。(これを5~10回繰り返します)
病院での診断内容や禁忌(やってはいけないこと)を守ることはとても大切ですが、「安静にしすぎて体を動かさなくなること」もまた、状態を長引かせる原因になります。
当院では、お一人おひとりの病院での診断結果や現在の状態(炎症の有無や可動域)をしっかりとカウンセリング・評価した上で、無理のない安全な施術や運動指導を行っております。
ご自身のお体はもちろん、ご家族の狭窄症につきましても、一度状態を拝見させていただければ、より具体的なアドバイスが可能です。どうぞお気軽にご相談くださいね。











